- 尿路上皮がん患者さんに新たな治療選択肢を提供 -

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、以下「アステラス製薬」)は、Seagen Inc.(以下、「Seagen社」)と共同で開発を進めている抗体-薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate: ADC)であるパドセブ®点滴静注用30mg(製品名、一般名:エンホルツマブ ベドチン(遺伝子組換え))について、本日、日本において「がん化学療法後に増悪した根治切除不能な尿路上皮癌」を効能・効果として発売しました。

 根治切除不能な尿路上皮がんとは、腫瘍の増殖により、膀胱や腎臓、尿管の切除による治療が見込めない尿路上皮がんです。尿路上皮がんは膀胱で最も多く(90%)発生するがんで、腎盂、尿管および尿道にもみられます1。日本では年間推定24,300人以上が膀胱がんと診断され、9,700人が死亡しています2

 アステラス製薬は、患者さんに新たな治療選択肢を提供することで、アンメットメディカルニーズの高い局所進行性または転移性尿路上皮がんの治療に一層の貢献をしていきます。

 なお、エンホルツマブ ベドチンは、米国において2019年12月に迅速承認(2021年7月に正規承認)を取得し、すでにPADCEV®の製品名で販売されています。欧州においては、2021年3月に承認申請を行っています。

 本件によるアステラス製薬の業績への影響は、通期(2022年3月期)連結業績予想に織り込み済みです。

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