- Rx+®事業の一つ、診断と治療を融合させたセラノスティクスの開発を目指して –

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、Actinium Pharmaceuticals, Inc.(本社:米国ニューヨーク州、会長兼CEO: Sandesh Seth、以下「Actinium社」)と分子標的型放射線治療に関する共同研究を開始しました。これはアステラス製薬がRx+®事業*1の一環として進めている、診断と治療を融合させたセラノスティクス開発の取り組みです。

 セラノスティクス(Theranostics)とは、治療(Therapeutics)と診断(Diagnostics)を組み合わせた言葉で、個々の患者さんの病変の位置や状態を診断し、それぞれに適した治療かどうかを判定しながら行う治療法や考え方です*2。標的が同じ治療薬と診断薬を同時に開発し、その診断薬を用いることによって、治療薬が有効性を示す可能性の高い患者さんをあらかじめ絞り込むことで、より効率的かつ効果的な治療法を提供できると期待されます。

 本共同研究では、アステラス製薬がこれまでに培ってきた創薬ケイパビリティをもとに見いだしたがん領域の標的分子と、Actinium社が有するα線放出核種*3(Actinium-225)を用いた核医学の技術を組み合わせた治療薬の効果の検証に取り組みます。当該標的分子に対する診断薬については、すでにアステラス製薬において前臨床試験を実施中であり、本共同研究で有望な治療薬候補が見いだされた場合、セラノスティクスの開発に向けて診断薬と治療薬を組み合わせた臨床試験を開始予定です。

 アステラス製薬はRx+®事業*1を通じて、科学的根拠に基づくヘルスケアソリューションによって、心身ともに健康に、自分らしく生きることができる社会の実現を目指しています。その活動の中で、手術や診断の精度向上による医療手段の最適化および治療アウトカムの最大化に取り組んでおり、診断と治療を融合させたセラノスティクスの開発もこの一環です。

 本件によるアステラス製薬の業績への影響は、通期(2021年3月期)連結業績予想に織り込み済みです。

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