アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO: 安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、Pandion Therapeutics, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、 以下「Pandion社」)と、本日、膵臓の自己免疫疾患に対し局所的に作用する免疫調節薬の研究、開発および商業化を目的とした提携契約を締結しました。

 このたびの提携は、Pandion社が有するバイオ医薬工学および免疫学に関する専門性と、アステラス製薬が有する先端的な新薬研究開発力およびグローバルビジネスにおける豊富な経験を活かし、両社による自己免疫疾患治療薬の創出を目指します。本提携契約に基づき、Pandion社は、免疫調節部位と標的組織結合部位から成るユニークな二重特異性抗体を設計するとともに、医薬品候補分子を創製する役割を担います。アステラス製薬は、共同研究の成果として選定された医薬品候補分子の前臨床および臨床開発、商業化を担当します。

 本提携契約に基づき、アステラス製薬は、契約一時金、研究および前臨床開発に関わる支払いとして4,500万ドルを上限とする金額をPandion社に支払う可能性があります。また、アステラス製薬は、共同研究の成果として複数の医薬品候補分子を選定し、膵臓に関わる複数の自己免疫疾患について開発および商業化を行う場合、Pandion社に対し、今後の開発および商業化の進捗に応じたマイルストンとして、総額7.5億ドル以上を支払う可能性があります。さらに、商業化された製品の全世界の売上に応じたロイヤリティを支払う可能性があります。

 Pandion社の最高経営責任者であるRahul Kakkar, MDは、「アステラス製薬は、1型糖尿病における局所免疫調節の可能性について戦略的なビジョンを持ち、免疫学への深い関わりと専門性を有するパートナーです。このたびの提携は、私たちの研究開発の取り組みを大きく加速させていくものとして、大変期待しています。1型糖尿病は、患者さんの膵臓の自己免疫応答による破壊によって引き起こされます。私たちが有するプラットフォーム技術は、病変部位に直接作用し、異常な免疫反応を調節するように設計されています」と述べています。

 アステラス製薬の代表取締役副社長 経営戦略・財務担当である岡村直樹は、「アステラス製薬では、抗原特異的免疫調節(Antigen-specific Immune Modulation: ASIM)を研究開発戦略上のPrimary Focusのひとつに位置付け、新たなモダリティ/テクノロジーによる自己免疫疾患の新たな治療法の開発に取り組んでいます。Pandion社の組織特異的免疫調節技術はASIMにおける次世代のモダリティとして期待しており、さらにこの技術を他の組織に広げることで、さまざまな自己免疫疾患の新たな治療法を創出できる可能性があると考えています。今後もアステラス製薬は、最先端の科学、技術を積極的に取り込み、患者さんのアンメットメディカルニーズに応える革新的な医薬品の創出に注力していきます」と述べています。

 なお、本件による業績への影響は、2020年3月期連結業績予想に織り込み済みです。

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