- グローバルな安定供給体制の確立と、新薬の開発・商用化の加速 -

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、以下「アステラス製薬」)は、生産子会社であるアステラス ファーマ テック株式会社(以下「アステラス ファーマ テック」)の焼津技術センター(静岡県焼津市)内に、無菌製剤の製造ラインを新設することを決定し、本日、着工しました。

 今回の新ライン導入により、無菌製剤の製造ケイパビリティを拡張し、グローバルで安定した生産・供給体制を強化するとともに、新薬の開発・商用化を加速させます。焼津技術センターでは現在、主に商用および治験薬用の固形製剤の製造を担っています。今回、新設するのは、抗体医薬品の商用製剤と治験薬製剤の製造ラインで、それぞれ既存の建物内に整備します。本日着工したのは商用の製造ラインで、治験薬の製造ラインは2021年7月に着工する予定です。総工費は約180億円を見込んでいます。

 アステラス製薬では、Focus Areaアプローチに基づき、新たなモダリティとテクノロジーを活用した新薬の研究開発を進めています。新施設は、抗体製剤のみならず、高い技術が要求される今後の新しいモダリティ製剤にも対応可能な施設であり、自社製造ケイパビリティの向上と、開発から商用化までのシームレスで安定した生産体制の強化を目指します。

 なお、2020年11月11日に発表した通り(https://www.astellas.com/jp/ja/news/22971)、アステラス製薬は、製品化までのプロセス開発の加速や生産技術の融合を目的として、アステラス ファーマ テックを2022年4月1日に吸収合併する予定です。

 本件による通期(2021年3月期)連結業績予想への影響はありません。

以上
 

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