アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦 、以下「アステラス製薬」)は、当社の米国子会社であるアステラス US LLC(以下「アステラス US」)とMerck & Co., Inc.(本社:米国、ニュージャージー、Chairman & CEO :Kenneth C. Frazier、以下「メルク社」)が、現在米国で承認申請中(適応症:心房細動)の注射用抗不整脈剤「バナカラント」(一般名)(vernakalant hydrochloride、開発コード:RSD1235、以下「バナカラント」)の北米における共同開発、独占販売などの権利を、メルク社の子会社へ譲渡する契約を2011年7月26日(米国時間)に締結しましたのでお知らせします。
 
   「バナカラント」は、アステラス US (旧Fujisawa Healthcare, Inc.)が Cardiome Pharma Corp.(本社:カナダ、バンクーバー、Chairman & CEO:Bob Rieder、以下「カーディオム社」)と、2003年10月に共同開発・独占販売契約を締結し導入した抗不整脈薬です。契約締結後、両社で共同開発を行い、2006年12月に米国食品医薬品局(FDA)へ製造販売承認を申請し、2008年8月にFDAより承認可能通知を受領しました。
 
   当社では開発パイプラインにあるプロジェクトの評価を常に行っていますが、バナカラントの承認取得に向けた今後のプロセス並びに当社パイプラインにおける本剤開発の優先順位等を総合的に勘案した結果、このたび、当社がカーディオム社から許諾されている権利(北米における注射剤の開発・販売)を、バナカラントの北米以外での注射剤及び全世界での経口剤の開発・販売の権利を有しているメルク社へ譲渡することを決定したものです。
 
   本契約に基づき、アステラス製薬はメルク社より契約締結に伴う一時金、申請審査の進捗及び売上達成のマイルストンに応じた対価を受領します。なお、本契約締結に伴うアステラス製薬の2011年度(2011年4月1日~2012年3月31日)の業績へ与える影響は軽微です。


以 上