‐ギルテリチニブは、救援化学療法に比べ全生存期間を有意に延長‐

‐ギルテリチニブは、FDAが成人の再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性AMLを適応症として承認した唯一の治療薬‐

 アステラス製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長CEO:安川 健司、以下「アステラス製薬」)は、成人の再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病(Acute Myeloid Leukemia: AML)治療剤であるXOSPATA®(製品名、一般名:gilteritinib、以下「ギルテリチニブ」)に関し、第III相(ADMIRAL)試験で得られた新たなデータを添付文書に追加することについて米国食品医薬局(FDA)から承認を受けました。XOSPATA®は、救援化学療法と比べて成人の再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性AML患者の全生存期間を有意に延長しました。

 ADMIRAL試験における全生存期間(中央値)は、救援化学療法群の5.6カ月に対し、ギルテリチニブ投与群は9.3カ月と有意な延長が認められました(ハザード比=0.64(95%信頼区間 0.49, 0.83), p=0.0004)。中間解析時におけるギルテリチニブ群の完全寛解(CR)と部分的血液学的回復を伴う完全寛解(CRh)の割合(CR/CRh率)は、21%(95%信頼区間 14.5, 28.8)でした。

 本剤の安全性プロファイルは、3つの臨床試験(NCT02421939, NCT02014558, および NCT02181660)における再発または難治性のAML患者319例のデータ解析に基づくものです。

 ギルテリチニブの投与を受けた患者の2%に致死的な有害事象がみられました。これには心停止(1%)、分化症候群および膵炎(それぞれ1例)が含まれています。

 5%以上の患者によくみられた重篤な非血液学的有害事象は、発熱(13%)、呼吸困難(9%)、腎機能障害(8%)、トランスアミナーゼ増加(6%)および非感染性下痢(5%)でした。

  5%以上の患者によくみられたグレード3以上の非血液学的有害事象は、トランスアミナーゼ増加(21%)、呼吸困難(12%)、低血圧(7%)、粘膜炎(7%)、筋肉痛/関節痛(7%)および疲労/倦怠感(6%)でした。

 2018年11月、米国FDAはADMIRAL試験における以下の中間解析結果に基づいてXOSPATA®を承認しました。

  • 完全寛解(CR)と部分的血液学的回復を伴う完全寛解(CRh)の割合(CR/CRh率)
  • CR/CRhの持続期間
  • 輸血に依存していた患者が輸血非依存となった割合

 このたびのXOSPATA®の添付文書改訂に関する申請に際し、米国FDAは抗がん剤の承認審査機関(Oncology Center of Excellence: OCE)において、Real-Time Oncology Review pilot programを適用しました。このプログラムは、治験結果が得られた直後から米国FDAが臨床データの評価を行うことにより、審査プロセスの迅速化を図るものです。

 なお、本件については、米国において現地時間5月30日に対外発表しています。

以上