アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:畑中 好彦、以下「アステラス製薬」)は、このたび、米国ヤンセン・バイオテック社(英名:Janssen Biotech, Inc.、以下「ヤンセン」)と、当社が創製したASP015Kについて、日本を除く全世界(以下、「提携地域」)を対象とする独占的開発権・商業化権のライセンス契約を締結しましたので、お知らせします。

 ASP015Kはアステラス製薬が関節リウマチを対象疾患として開発を進めている、新規の経口JAK(Janus Kinase)阻害剤です。ASP015Kについては、これまでに乾癬患者を対象とした前期第Ⅱ相臨床試験(Proof of Concept試験、6週間投与)で良好な忍容性が確認され、ベースラインと比較したPASIスコア(Psoriasis Areas Severity Index)の用量依存的な改善効果が示されました。現在、関節リウマチ患者を対象とした合計3つの後期第Ⅱ相臨床試験を米国/欧州、日本で実施中です。

 本契約に基づき、ヤンセンは提携地域におけるASP015Kの独占的開発権・商業化権を取得します。アステラス製薬は、ヤンセンより契約締結時の一時金 65百万ドルを当期(2013年3月期)に受け取ります。それに加えて、最大で880百万ドルの開発・商業化の進展に応じたマイルストンを受け取る可能性があります。またアステラス製薬は、ヤンセンより、提携地域でのASP015Kの売上に対する二桁台のロイヤリティを受け取ることになります。ヤンセンは、提携地域における後期第Ⅱ相臨床試験の完了後、ASP015Kの提携地域における関節リウマチ及び他の自己免疫疾患を対象疾患とした、開発・商業化に係る全ての費用を負担します。なお、アステラス製薬は今後も日本におけるASP015Kの開発、商業化を継続していきます。

 アステラス製薬は、このたびのライセンス契約締結を通じて、自己免疫疾患領域における主要製品の開発・商業化に大きな実績があるヤンセンと提携することで、ASP015Kの価値が最大化されることを期待します。また、アステラス製薬は、従来より研究開発への資源配分の最適化に取り組んでおり、今回の決定はその一環です。

 なお、このたびのライセンス契約締結による当期(2013年3月期)の業績予想の変更はありません。

 

以 上