Q&A Category
病気について

以前は「慢性胃炎」と診断されていたのに、先日他の病院へ行ったら「機能性ディスペプシア」といわれました。どう違うのですか?

Answer

「慢性胃炎」とは、主にピロリ菌の感染によって胃の粘膜に慢性的な炎症が起こっている状態であり、症状がある時もあれば、ない時もあります。多くの場合、胃の慢性炎症と症状との関係はないことがあきらかにされています。
一方「機能性ディスペプシア(FD)」とは、胃の痛みや胃もたれなどの症状があっても、慢性胃炎のあるなしにかかわらず、胃にその原因となるような異常がみられない病気です。

この「機能性ディスペプシア」という病気の概念は、近年になって新しく確立されたもので、それまでは機能性ディスペプシアの患者さんの多くは「慢性胃炎」や「神経性胃炎」と診断されていました。しかし、本来「胃炎」とは、胃の粘膜に炎症が起きている状態を表す言葉ですので、胃の痛みや胃もたれなどの慢性胃炎と似た症状があっても、炎症などの異常がみられない場合は、「機能性ディスペプシア」と呼ばれるようになりました。