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治療について

「PSA監視療法」という治療法があると聞きました。どのような治療法ですか?

Answer

「PSA監視療法」とは、がんと診断された後も治療を行わないで定期的な検査で病状を観察し、進行がみられたら適切な治療を行う方法です。主に進行が遅いと考えられるローリスクの早期がんに選択される治療法で、過剰な治療介入を少なくする目的があります。

前立腺がんは進行が遅いのが特徴のがんです。何も治療しなくてもがんが進行せず寿命をまっとうできる場合もあり、高齢者ほどその確率が高くなります。このことから、がんの進行度や悪性度が低く、PSA値も10ng/mL以下の場合は、定期的に検査のみを行うPSA監視療法の対象になります。定期的な検査として、3~6か月毎にPSA検査と1~3年ごとに前立腺生検を行います。
ただし、PSA値や生検結果などに大きな変化があった場合は、適切な治療法を検討します。
この治療法は、患者さんの年齢や身体の状態、人生設計など、さまざまな観点が考慮されます。患者さんによっては積極的な治療を行わないことがストレスになることもありますので、そのような患者さんには選択されません。