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治療について

手術や放射線治療など、根治を目的とした前立腺がんの治療の長短を教えてください。

Answer

がんが前立腺内に留まっている早期の前立腺がんでは、初期治療として手術と放射線治療のいずれを選択しても長期治療成績は大きく変わりません。また、日本では、患者さん個人が初期治療で負担する費用は大きな差はありません。

手術は2~3週間の入院が必要で、手術によりがんは摘出されます。合併症として術後の尿失禁と性機能障害がみられる場合があります。
放射線治療については、小線源組織内照射は通常4~5日の入院、外照射は7週間前後の継続した通院治療が必要で、いずれもがん細胞は緩徐に消失します。がんの状態によっては両者を併用することもあります。合併症として治療後3か月くらいで消失する排尿障害と晩期に直腸障害がみられる場合があります。
両者は再発した時の救済治療の選択肢が変わってきます。最初に手術を受けた場合は、再発後は放射線療法とホルモン療法を受けることができます。一方、最初に放射線療法を受けた場合は、再発後は手術や放射線療法のリスクは高く、ホルモン療法が中心になります。このように、それぞれの治療法にメリット・デメリットがあります。