前立腺がんが発生するメカニズムはまだ解明されていませんが、前立腺がんになりやすい危険因子として、いくつかのことがわかっています。

加齢

前立腺がんは、60歳以上の男性では年齢の増加とともに急激に患者数が増加します。ホルモンのバランスの変化が原因ではないかと考えられていますが、詳しいことは分かっていません。前立腺がんは早期では自覚症状がほとんどありませんので、早期の発見・治療のためには血液検査でPSA値をチェックするしか方法はありません。50歳を過ぎたら危険年齢と考え、定期的に検診*などでPSAを測定しましょう。

*「検診」は、特定の病気を早期に発見し、早期に治療することを目的とし、健康であるか否かを確かめることを目的とした「健診(健康診断外部サイトへのリンク)」とは異なります。特定の集団を対象とした対策型検診(市区町村や職場が行う集団検診)と個人を対象とした任意型検診(医療機関における任意の検査、人間ドックなど)があります。

遺伝

家族(とくに父または兄弟)に前立腺がんの方がいる場合は、前立腺がんになる確率が高いといわれています。家族の中に前立腺がんになった方が何人もいる場合、またその方が50歳くらいといった比較的若い時期に前立腺がんを発症している場合は、注意が必要です。

人種・生活習慣

血液中の男性ホルモンの濃度の違いから、前立腺がんになりやすいのは、黒人種、白人種、黄色人種の順であるといわれています。しかし、同じ黄色人種でも、ハワイ在住の日系人では日本在住の日本人よりも前立腺がんが多いという報告があり、PSA測定をうけた人の割合とともに食習慣や生活環境の影響もあると考えられます。