関節リウマチとは

関節リウマチとは、関節の内側にある滑膜に炎症を起こし、腫れや痛み、こわばりなどの症状が現れる病気で、放置すると関節が壊れて変形をきたします。

骨粗鬆症との関係

関節リウマチにともなう骨粗鬆症には、関節リウマチそのものが原因となる場合、関節リウマチの治療に使われる薬が原因となる場合、「不動」が原因となる場合があります。

(1)関節リウマチが原因となる場合
関節の炎症に関係するさまざまな物質が全身に放出され、これが骨の破壊を促したり、骨の形成を抑えたりして骨粗鬆症が起こります。また、痛みのために関節を動かさなくなると、関節の周囲から徐々に骨が萎縮(いしゅく)して、これも骨粗鬆症を悪化させる原因になります。

(2)ステロイド薬が原因となる場合(ステロイド性骨粗鬆症)
関節リウマチの治療には、ステロイド(副腎皮質ホルモン)が使われることがありますが、この薬を飲み続けると、骨粗鬆症を引き起こすことがあります。

(3)「不動」が原因となる場合
関節の障害が進むと、日常的な体の動きができなくなって「不動」におちいり、骨粗鬆症が起こります。

関節リウマチと骨粗鬆症は密接な関係があり、関節リウマチ患者さんは骨粗鬆症になりやすいことが分かっています。とくにステロイド薬を一定の量・期間(プレドニゾロン換算1日5mg以上を3か月)以上使っている方は、ビスフォスフォネートなどを服用することが勧められています(ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン2004年度版より)。関節リウマチの患者さんは、関節リウマチの治療をしっかり続けるとともに、骨を強くする生活習慣も心がけましょう。