変形性関節症と関節リウマチ

変形性関節症と同じように、関節に痛みや腫れが起こる病気に「関節リウマチ」があります。関節に起こる症状は似ていますが、その原因や病気の進み方には違いがあり、その治療法もそれぞれ異なります。

症状が起こりやすい関節の違い

変形性関節症では、多くの場合、体重などの負担がかかりやすい膝関節や股関節など、限られた関節にだけ症状が起こります。病気が進行すると、その関節の痛みや変形がひどくなりますが、全身の他の関節に同時に症状が起こることはあまりありません。
一方、関節リウマチの場合は、多くは、手の指や手首など上半身の比較的小さな関節から症状が起こり始めます。左右対称の関節に症状が起きたり、全身のいくつかの関節に同時に症状が起こりやすいことも特徴です。

症状の違い

一方、関節リウマチの関節症状は、安静にしていても治まらないこともあります。また関節リウマチは全身性の病気であるため、関節症状の他にも、全身のだるさ、微熱、貧血などが起こることもあります。

病気の原因と治療の違い

変形性関節症は、主に関節にかかる負担や関節の使いすぎによって関節の軟骨がいたみ、そこから病気が進んでいきます。このため、薬物療法で症状をやわらげながら、運動療法で関節の周りの筋肉を鍛えて関節の機能を保つことが大切です。また、関節を守るために、装具を使うこともあります。
関節リウマチは、免疫の異常が強く関係しており、関節の滑膜に起きた炎症が周囲に広がっていきます。治療では、免疫の異常を抑える薬を使って、炎症や関節の破壊を抑えることが行われます。