ウォーキングや水中歩行などの有酸素運動がお勧めです。

生活習慣病の運動療法には、お勧めの運動と、お勧めできない運動があります。まちがった運動療法を行うと、逆に体の調子を悪くしたり、思わぬケガをすることがあります。

運動療法にお勧めの運動

生活習慣病の運動療法には、有酸素運動がお勧めです。

有酸素運動とは、筋肉に酸素を届けながら行う運動で、全身を使って、リズミカルな呼吸を続けながら行います。

生活習慣病の運動療法として適しているのは、有酸素運動の中でも比較的軽い運動で、具体的には、ウォーキング、水中歩行、サイクリング(自転車運動)など、いつでも手軽に行える運動がお勧めです。ストレッチングやラジオ体操、軽い負荷の筋力トレーニングなどもあわせて行うと更に良いでしょう。

運動の強さと時間・回数

運動療法では、運動の強さも大切です。軽過ぎると効果がありませんし、激しい運動は、ケガなどのもとになります。目安として、少し汗ばむくらいで、人と会話しながら続けられるくらいの強さで、前の項目に挙げたような運動を行いましょう。ウォーキングであれば、ふだん歩くスピードの1.5倍くらいが目安です。

また運動しているときに感じるきつさも良い目安となります。「楽である」から「ややきつい」と感じるくらいの強さが適当です。「きつい」と感じるようであれば、それはもうやり過ぎと考えて良いでしょう。

こうした運動を1日30分以上、週に180分以上を目安に行うことが勧められます。

運動療法としてお勧めできない運動

息を止めて一気に力を入れたり、苦しいのを我慢して行ったりする運動(無酸素運動)は、生活習慣病の運動療法としては勧められません。具体的には大きな負荷を用いた筋力トレーニングや全力疾走、縄跳びなどの運動です。

また、ゲーム性が強く、勝ち負けに大きくこだわるようなスポーツも避けた方が良いでしょう。ついつい夢中になり過ぎてしまい、やり過ぎとなったり関節や筋肉に障害を起こす危険性も高くなります。