発行日:2025年2月5日

今回は、2月4日に発表した2024年度第3四半期決算概況や4月1日付の経営体制の変更、avacincaptad pegolの日本における地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性の治療薬としての条件付き承認制度に基づく製造販売承認申請などの最近のニュースについてお知らせします。
当第3四半期の連結業績について、売上収益およびコア営業利益はいずれも増加しました。一方、営業利益は減少しました。
前立腺がん治療剤XTANDIの売上がグローバルで大きく拡大しました。また、今後の成長を支える重点戦略製品(PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA)の合計売上は2,400億円以上に拡大し、前年同期から約1,400億円成長しました。
コア営業利益は、XTANDIおよび重点戦略製品の拡大に加え、全社レベルでコスト最適化を追求する取り組みであるSustainable Margin Transformationによるコスト最適化も貢献し、前年同期比で44%増となりました。一方、フルベースの営業利益は、第3四半期に米国外のIZERVAY、AT466、iota等の無形資産の減損損失約1,800億円を計上したことにより、マイナス225億円となりました。
2024年度通期連結業績予想については、1月24日にプレスリリースした通り、コアビジネスの好調な進捗を踏まえ、売上収益で1,000億円、コア営業利益で700億円、それぞれ上方修正しました。フルベースの営業利益は、その他の費用として第3四半期に計上した減損損失を織り込みました。一方、期初から織り込んでいた減損損失リスクなどのその他の費用600億円を取り崩し、最終的に110億円と見込んでいます。
決算短信や決算説明会資料などを当社ウェブサイトに掲載していますので、ぜひご覧ください。

IRミニトピックス

≪IR関連情報≫
■「IRライブラリー」を更新しました
2月4日発表 2024年度第3四半期決算関連資料を掲載しています。
https://www.astellas.com/jp/investors/ir-library/business-results
2月4日開催 2024年度第3四半期決算説明会の模様をご覧いただけます。
https://www.irwebcasting.com/20250204/1/index.html

≪お知らせ≫
■2月4日 経営体制の変更に関するお知らせ

当社は、患者さんの「価値」を創造し、届けることを目指しています。患者さんを中心に考え、研究の初期段階から上市に至るまでの創薬活動を一気通貫で迅速かつ効率的に推進するため、2025年4月1日付で経営体制を変更し、トップマネジメントのポジションの新設と人事異動を行います。
新たに、研究開発担当(CRDO)、販売統括&メディカルアフェアーズ担当(CCMAO)、法務・コンプライアンス担当(GC & CECO)を新設します。CRDOには現メディカル担当(CMO)の谷口 忠明が、CCMAOには現販売統括担当(CCO)のClaus Zielerが、GC & CECOにはTatjana Dragovicが就任します。今回の経営体制変更により、CMO、CCO、および研究担当(CScO)の役割を廃止します。現CScOの志鷹 義嗣、現法務担当(GC)のCatherine Levitt は2025年3月31日付で退任します。
製薬技術担当(CMfgO)には、Rao V. Mantriが就任します。現CMfgOの嶋 秀樹は、2025 年3月31日付で退任します。
https://www.astellas.com/jp/news/29716

■2月5日 個別決算(日本基準)における特別損失の計上について
当社が保有する関係会社株式のうち、帳簿価額に対して実質価額が著しく下落したGanymed Pharmaceuticals GmbHの子会社株式について減損処理を実施し、2024年度第3四半期において、関係会社株式評価損606億円を特別損失に計上しました。本関係会社株式評価損は連結決算において消去されるため、連結損益への影響はありません。
https://www.astellas.com/jp/news/29726

■2月5日 avacincaptad pegol 地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性の治療薬として日本で条件付き承認制度に基づく製造販売承認申請
avacincaptad pegol(以下「ACP」)硝子体内注射液について、地図状萎縮(GA)を伴う加齢黄斑変性(AMD)の治療薬として、本日、日本で条件付き承認制度に基づく製造販売承認申請を行いました。承認された場合、GAを伴うAMDに対する日本でファーストインクラスの治療薬となる可能性があります。今回の申請は、GAを伴うAMD患者を対象に、毎月ACP 2 mgを硝子体内投与し、安全性と有効性を評価した2つのピボタル試験(GATHER1、2試験)を含む海外臨床試験成績の結果に基づいています。当社は、失明リスクの高い網膜疾患に苦しむ世界中の患者さんのアンメットメディカルニーズを満たす新たな治療選択肢を提供していきます。
https://www.astellas.com/jp/news/29721

 

120文字のアステラス

まだないくすり創りに挑むアステラスの、くすりにまつわるいろいろなお話。

「育薬」

IR担当者のひとことボイス

前回の本コラムで松の内とどんど焼きに触れましたが、私の地元では、どんど焼きは2月の風物詩となっています。旧来は旧暦の小正月に行われていたものが、現代では積雪などを考慮して2月後半の開催となったそうです。2日間に及ぶ祭りのフィナーレとしてどんど焼きが行われ、冬の夜空の下、たくさんの炎が残雪に映えて燃え盛る様は壮観です。今の自宅からはなかなか遠いのですが、ぜひまた見てみたいと思っています。
現在今季一番の寒波が来ており、今日は関東でもかなり寒い朝でした。大雪の予報もあり、雪深い地域の方は特に気を付けてお過ごしいただければと思います。

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アステラスメールマガジン No.117 (2025/2/5)

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