発行日:2024年10月31日
アステラスメールマガジンです。
今回は、10月30日に発表した2024年度第2四半期(中間期)決算概況、VYLOYTMの米国における承認取得、avacincaptad pegol (ACP) の欧州における販売承認申請に関する最新の情報、二つの新たなストーリーの公開など、最近のニュースについてお知らせします。
当第2四半期(中間期)の連結業績は、売上収益、コア営業利益および営業利益がいずれも増加しました。
前立腺がん治療剤XTANDIの売上がグローバルで大きく拡大しました。また、今後の成長を支える重点戦略製品(PADCEV、IZERVAY、VEOZAH、VYLOY、XOSPATA)の合計売上は1,500億円以上に拡大し、前年同期からプラス900億円以上と想定を上回って成長しました。重点戦略製品の通期予想について、全体の力強い進捗を反映して合計で400億円以上上方修正し、今年度は約3,400億円まで成長することを見込んでいます。
コア営業利益は、XTANDIおよび重点戦略製品の拡大と継続した費用管理により、前年同期から大きく増加しました。フルベースの営業利益は、IZERVAYの無形資産償却費に加え、主に為替レートの変動に伴い発生した為替差損を計上したものの、前年同期比で大幅に増加しました。
2024年度通期業績について、XTANDIおよび重点戦略製品の好調な状況や為替の影響を踏まえ、期初の業績予想を上方修正しました。コア営業利益については、期初の減益予想から増益予想に転換しました。
決算短信や決算説明会資料などを当社ウェブサイトに掲載していますので、ぜひご覧ください。
IRミニトピックス
≪IR関連情報≫
■「IRライブラリー」を更新しました
10月30日発表 2024年度第2四半期(中間期)決算関連資料を掲載しています。
https://www.astellas.com/jp/investors/ir-library/business-results
10月30日開催 2024年度第2四半期(中間期)決算説明会の模様をご覧いただけます。
https://www.irwebcasting.com/20241030/1/index.html
≪お知らせ≫
■10月8日 アステラス製薬とAviadoBio 前頭側頭型認知症およびその他の適応症を対象とする遺伝子治療プログラムAVB-101の独占的ライセンスを得るオプション契約を締結
AviadoBioと、遺伝子治療プログラムAVB-101の独占的ライセンスを得るオプション契約を締結しました。AVB-101は、プログラニュリン遺伝子変異を伴う前頭側頭型認知症の患者を対象とした第I/II相試験を実施中の、アデノ随伴ウイルスベクターを利用した遺伝子治療プログラムです。本契約に基づき、当社は、全世界におけるAVB-101の前頭側頭型認知症およびその他の適応症を対象とする開発・商業化に関する独占的なライセンスを得るオプション権を有します。
https://www.astellas.com/jp/news/29501
■10月10日 VEOZATM (fezolinetant) 国際閉経学会 第19回世界会議にて新たなデータを発表
10月19日~22日にオーストラリアのメルボルンで開催された国際閉経学会 第19回世界会議において、閉経に伴う中等度から重度の血管運動神経症状(VMS)に対するファーストインクラスの治療剤であるVEOZATM*に関する4つの口頭発表と2つのポスター発表を行いました。ホットフラッシュ(顔のほてり・のぼせ等)や寝汗を特徴とするVMSは、閉経に伴う一般的な症状です。
*米国ではVEOZAHTMの製品名で承認取得
https://www.astellas.com/jp/news/29506
■10月21日 VYLOYTM(ゾルベツキシマブ) 局所進行性または転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がんの治療薬として米国で承認取得
VYLOYTM(ゾルベツキシマブ)について、米国食品医薬品局から、Claudin(CLDN) 18.2陽性、HER2陰性の切除不能な局所進行性または転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん患者に対する一次治療として、フルオロピリミジンおよびプラチナ製剤を含む化学療法との併用療法で、承認を取得しました。VYLOYTMは、米国で上記対象疾患に対するファーストインクラスの抗CLDN18.2モノクローナル抗体です。
https://www.astellas.com/jp/news/29291
■10月28日 avacincaptad pegol(ACP) 欧州における販売承認申請に関する最新情報
地図状萎縮(GA)を伴う加齢黄斑変性(AMD)の治療薬として開発中の補体因子C5阻害剤avacincaptad pegol(ACP)について、欧州医薬品庁(EMA)に提出していた販売承認申請を取り下げる決定をしました。本決定は、EMAの欧州医薬品委員会との議論の結果に基づきます。
当社は、ACPがGA病変の進行速度を抑制した試験結果は臨床的に意義のある治療効果を示しており、その便益がリスクを上回るとの認識を変えていません。また、当社は、ACPの臨床プロファイルに引き続き自信を持っており、GA病変の進行速度を抑制する効果が、患者さんにとって便益があると考えています。
現在、米国以外の国ではGAを伴うAMDに対して承認された治療法がありません。アステラス製薬は、欧州を含む世界中の患者さんにACPを届けるため、各国の規制当局と議論を継続し、利用可能な選択肢を検討していきます。
https://www.astellas.com/jp/news/29531
■「閉経を取り巻く沈黙と偏見を打ち破る」ストーリーを公開しました
このストーリーでは、2025年までに推定11億人の女性が影響を受けるとされる閉経において、女性が直面する課題について取り上げています。
閉経は女性の健康と生活の質に大きな影響を与えています。それにもかかわらず、閉経について話されることは少なく、偏見や誤解が根強く残っています。この記事では、Women's Health Global Medical Affairs LeadのKarla Martinsが、閉経に関連する沈黙と偏見を打ち破るためにアステラスが実施している取り組みについて語っています。
私たちは、女性が健康に自信を持ち、医療従事者と正しい情報に基づき積極的に話し合えるよう、必要なサポートと教育プログラムを提供していきます。
https://astellas.com/jp/stories/world-menopause-day-2024?utm_source=email&utm_medium=email&utm_campaign=ir&utm_id=story10182024
■「視力喪失の影響を一日でもなくすために~眼科疾患の対策と課題」ストーリーを公開しました
この記事では、視力喪失がもたらす影響と、それに対してアステラスがどのように眼科疾患の治療法の進展に取り組んでいるかを紹介しています。
さらに、エスタブリッシュドマーケットおよびインターナショナルマーケットにおけるPatient Partnerships LeadのStephen Headが、患者コミュニティや関連団体とどのように協力して患者さんのニーズを理解し、課題に取り組んでいるかを詳しく解説しています。また、眼科および希少疾患に関するPublic Affairs LeadのTom Fussaroが、眼科疾患が多くの国の政策上の優先事項として十分に取り上げられていない現状に対する懸念と、その改善に向けた洞察を提供しています。
ぜひこの記事をご覧いただき、当社の眼科疾患への挑戦と革新的な取り組みをご確認ください。
https://www.astellas.com/jp/stories/world-sight-day-2024?utm_source=email&utm_medium=email&utm_campaign=ir&utm_id=story10252024
120文字のアステラス
まだないくすり創りに挑むアステラスの、くすりにまつわるいろいろなお話。
IR担当者のひとことボイス
今日10月31日はハロウィンです。日本でもテーマパークでのイベントなど、多くの人が仮装を楽しむ姿は秋の風物詩となってきています。
ハロウィンの起源は古代ケルト人の祭り「サウィン」に遡ります。古代ケルトの新年である11月1日の前日の日は、先祖の霊を迎える日でした。しかし同時に悪霊もやってくると信じられていたため、仮装をして悪霊から身を守る習慣が生まれたそうです。
ちなみに、仮装は悪霊が来てしまった時に追い払うためのものなので、人間の仮装をしても悪霊は帰ってくれないそうです。仮装する方は、恐ろしい怪物や怖いものになりきってみるのはいかがでしょうか。
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◆発信元 アステラス製薬株式会社(編集:広報 IR)
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