2024年8月30日

アステラスは、株式会社新日本科学(以下「新日本科学」)と、つくばにおける創薬エコシステム強化に向けて連携します。新日本科学は、アステラスのつくば研究センター内のオープンイノベーション拠点「SakuLabTM-Tsukuba(つくば)」に隣接する施設を活用し、非臨床試験に関するサービスを提供します。

SakuLabTM-Tsukubaは、スタートアップ企業や大学を含む研究機関など、社外のイノベーターを受け入れるオープンイノベーション拠点です。入居後すぐに使える生物系・化学系の実験施設を備えており、アステラスの様々な専門家による創薬サポートを受けられるほか、利用者同士、あるいはアステラスの研究者とのネットワーキング機会を活用できる場となっています。

アステラスのオープンイノベーションマネジメント長である後藤正英は、「私たちは日本のライフサイエンスエコシステム発展に貢献するため、オープンイノベーション活動に非常に力を入れています。この度、日本を代表するCROである新日本科学からSakuLabTM-Tsukubaのコンセプトに賛同いただけたことを心より嬉しく思います。今回の連携により、今後のつくばエコシステムの発展が加速すると確信しています。」と述べています。

新日本科学は、CRO(医薬品開発業務受託機関)事業を主力としており、様々な創薬モダリティ分野における経験と実績があります。今回新たに運営を開始する施設では、SakuLabTM-Tsukubaの利用者やアステラスのみならず、その他製薬企業およびバイオベンチャーの医薬品開発における非臨床研究への幅広いサポートを提供する予定です。

新日本科学の代表取締役会長兼社長である永田良一は、「アステラス製薬と連携し、国内有数のライフサイエンス拠点において、斬新なアイデアに挑戦するスタートアップ企業やアカデミア、そして製薬企業等による創薬エコシステムの強化に寄与できる機会を頂き、大変嬉しく思います。新日本科学は新たな創薬モダリティの研究開発について、グローバルに数多くの支援実績があり、そのノウハウ・経験を活かし、つくばエコシステムにおける日本の創薬と先端技術の更なる発展をサポートしてまいります。」と述べています。