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コレステロールをもっと知る

11.用語集

HDL(えいちでぃーえる)コレステロール(善玉)

「高比重リポたんぱく」と呼ばれ、全身の組織にある余分なコレステロールを取り込んで肝臓内に回収する働きがあり、動脈硬化を予防するため、LDL(悪玉)コレステロールとは逆に善玉コレステロールと呼ばれている。HDLコレステロールが減ると、未回収のコレステロールが増え、動脈硬化が進む原因となる。

LDL(えるでぃーえる)コレステロール(悪玉)

「低比重リポたんぱく」と呼ばれ、各臓器にコレステロールを運ぶ働きをしている。LDLコレステロールが増えると、余剰なコレステロールが血管の組織に蓄積してしまい、動脈硬化を引き起こす原因となるので「悪玉コレステロール」と呼ばれている。

家族性高コレステロール血症(FH)

遺伝子の異常によってLDLコレステロール値が高くなり、若年より動脈硬化が起こりやすくなる病気。手背(手の甲)、肘、膝、アキレス腱などに腱黄色腫がみられるのが特徴で、30歳代で狭心症や心筋梗塞を起こすリスクが高いとされる。

冠動脈疾患

虚血性心疾患ともいう。心臓にある冠動脈の血管内壁にコレステロールなどが沈着し、動脈硬化が起こると血管の内腔を狭め、血管に流れる血液量が減少することで起こる病気。狭心症や心筋梗塞など。

境界型

正常とも糖尿病とも言えないグレーゾーンの血糖値の範囲のことで、糖尿病のリスクが高い状態にあるため、糖尿病予備軍とされている。75gブドウ糖負荷試験2時間値140〜199mg/dL(この範囲にある場合、耐糖能異常と判定される)、あるいは空腹時血糖値110〜125mg/dL(この範囲にある場合は空腹時血糖異常と判定される)、もしくは両者で判定する。

狭心症

冠動脈の血管内腔が動脈硬化などによって狭くなることにより、心筋に十分な血流・酸素が送り込めず、虚血状態によって起こる一過性の胸痛発作。

血圧

血液が動脈を押し広げようとする圧力のこと。心臓が収縮するときに血圧は最も高くなり(収縮期血圧)、心臓が拡張するとき低くなる(拡張期血圧)。

血小板

血液中の成分で、出血したとき血栓を作って血を止める働きがある。

血栓

血管の中にできる血の塊のこと。血栓が剥離すると末梢血管を塞栓したり、血栓が大きくなって血管の内腔を閉塞すると梗塞を起こす。

高血圧

血管に正常範囲を超えて強い圧力がかかっている状態。高血圧は、脳血管障害、冠動脈疾患、腎臓の障害などを引き起こす。生活習慣病のひとつ。正常血圧は収縮血圧が130mmHg未満、拡張期血圧が85mmHg未満
(高血圧治療ガイドライン2009年版)

コレステロール

体内にある脂質(脂肪)の一つで、細胞や細胞膜の構成成分。ステロイドホルモン、性ホルモン、胆汁酸などの材料として生命維持に重要な成分。主に肝臓で作られるが、食物からも摂取される。

酸化LDL

LDLコレステロールは血液中では酸化されにくいが、血管壁の中では酸化されやすくなり、酸化LDLへと変性する。酸化LDLは血管壁(血管内皮細胞)を障害し、動脈硬化や血栓形成を引き起こす。

GFR(じーえふあーる)

糸球体濾過量のこと。腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示す指標で、数値が低いほど腎臓の働きが悪いとされる。

脂質異常症(高脂血症)

血液中のLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎたり、HDLコレステロールが少なくなるなど、脂質バランスが崩れている状態で、動脈硬化が進行する大きな原因となる病気。

脂質異常症(高脂血症)の診断基準値

LDL(悪玉)コレステロール 140mg/dL以上
120-139mg/dL
高LDLコレステロール血症
境界域高LDLコレステロール血症*
HDL(善玉)コレステロール 40mg/dL未満 低HDLコレステロール血症
中性脂肪(トリグリセライド) 150mg/dL以上 高トリグリセライド血症

動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2012年版

心筋梗塞

冠動脈疾患の1つ。冠動脈の動脈硬化が進行し血管の内側を血栓が塞ぐことで、その先の血流が滞り、心筋が壊死する病気。

中性脂肪

トリグリセライドともいわれ、脂質、糖質、炭水化物などから肝臓でも作られるが、食物中の脂肪(主としてトリグリセライド)から供給される。大部分は筋肉や心臓のエネルギー源として利用されるが、余ったものが皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられる。

糖尿病

膵臓で作られるインスリンが不足したり、その作用が妨げられて血液中の糖(グルコース)が異常に増加する病気。初期には無症状のことが多く、病気が進行するとだるさ、のどの渇き、体重減少、多飲・頻尿などの症状が現れる。また、放っておくと、視力障害や神経障害、腎障害、心筋梗塞、脳梗塞などの重大な合併症が起こる。糖尿病は空腹時血糖値、随時血糖値、HbA1c値を測定し総合的に診断する。

動脈硬化

血液中に増えたLDLコレステロールや中性脂肪などの脂質が動脈の血管の表面を傷つけて血管壁に入り込み沈着し、細胞の増殖が起こり、血管壁が厚くなり、血管内が狭くなって血管の弾力性や柔軟性が失われ、血液の流れが悪くなった状態。動脈硬化は狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを発症する要因となる。

脳血管障害

脳の血管病変が原因で引き起こされる脳神経系の障害。脳出血や脳梗塞などがあげられ、脳の血管が破れたり、詰まったりすることで脳細胞に栄養や酸素が供給されなくなり、脳の機能に障害が起こる。突然発症し、障害が起こった場所によって半身マヒや言語障害、意識障害などの症状が現れる。

脳梗塞

脳の血管がつまり、そこから先の血流が途絶えて脳の一部が損傷することで、脳血栓と脳塞栓がある。脳血栓は動脈硬化により脳の血管の内腔が狭まり、閉塞するために生じたもので、また脳塞栓は心臓など脳以外の血管壁にあった血栓の一部が脳に流れてつまったもの。

マクロファージ

血液細胞の一つで、血液中や組織内にあってほとんど全ての外敵(異物)を取り込んで消化する免疫細胞のひとつ。

末梢動脈疾患(PAD)

PADとも呼ばれる。手足の動脈である末梢動脈に動脈硬化が起こると、手足に血行不良が起こり、しびれや痛み、悪化すると潰瘍ができ、重症の場合には壊死が起こる病気。

慢性腎臓病(CKD)

CKDとも呼ばれる。慢性腎臓病は血液の濾過や血圧を調整する臓器である腎臓の働きがだんだん悪くなる病気。慢性腎臓病は加齢に伴い腎臓が悪くなっていくため、高齢者に多くなるが、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、メタボリックシンドロームの合併によりさらに悪化するといわれている。慢性腎臓病は蛋白尿や血尿などの尿異常が3ヵ月以上続いたり、腎臓の働き(GFR:糸球体濾過量)が約60mL/分/1.73㎡未満まで低下した状態をいう。
(CKD診療ガイド2012)

メタボリックシンドローム

肥満症や高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、内臓に脂肪が蓄積した肥満が原因で発症することがある。この内臓脂肪型肥満によって動脈硬化性疾患が引き起こされやすくなっている状態をメタボリックシンドロームという。

薬物治療

脂質異常症(高脂血症)の治療薬は、LDLコレステロールを減らす薬剤と、中性脂肪(トリグリセライド)を減らす薬剤に分類される。

主にLDLコレステロールを減らす薬剤
スタチン/陰イオン交換樹脂/エゼチミブ/プロブコール

主に中性脂肪(トリグリセライド)を減らす薬剤
フィブラート系薬剤/EPA(エイコサペンタエン酸)/ニコチン酸誘導体

動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版

リポたんぱく

コレステロールや中性脂肪などの脂質は、水に溶けにくく、血液に溶け込むことができないため、たんぱく質と結合して水になじみやすい粒子となって血液中に存在している。このように脂質とたんぱく質の複合体をリポたんぱくと呼ぶ。リポたんぱくは比重の重さによってカイロマイクロン(食事由来リポ蛋白)、VLDL(超低比重リポタンパク)、LDL(低比重リポたんぱく)、HDL(高比重リポたんぱく)など4種類にわけられる。


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