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生活習慣病と動脈硬化(心筋梗塞、脳梗塞など)

動脈硬化には非常に多くの要因が関係していることが知られており、こうした要因を「動脈硬化の危険因子」と言います。「動脈硬化性疾患予防ガイドライン(2012年版)」では心筋梗塞や狭心症の重要な危険因子として冠動脈疾患、糖尿病・耐糖能異常脂質異常症(高LDLコレステロール血症、低HDLコレステロール血症、高トリグリセライド血症)高血圧、慢性腎臓病(CKD)、喫煙、非心原性脳梗塞・末梢動脈疾患、年齢・性別、冠動脈疾患の家族歴を挙げています。

また肥満、とくに腹部の肥満は、生活習慣病を合併しやすいことに加えて、それ自体が動脈硬化の危険因子のひとつになることから、近年、重要視されています。

これらの危険因子は、その数が増えるほど、動脈硬化による病気を引き起こす危険性も高まることが分かっています。

冠動脈疾患、冠動脈疾患の家族歴

心筋梗塞、狭心症などの冠動脈疾患を起こしたことがある人がそれらを再発する危険性は、そうでない人が心筋梗塞、狭心症を起こす危険性よりも明らかに高いことが分かっています。

動脈硬化や、その原因となる脂質異常症、糖尿病、高血圧には、何らかの遺伝が関係していると考えられています。このため比較的若いうち(男性55歳未満、女性65歳未満)に狭心症や心筋梗塞を起こした人が第一近親者にいる人は、これらの病気になる可能性が高くなります。

糖尿病・耐糖能異常

血糖値が高い状態が続くと、血管の内皮の動脈硬化を防ぐ働きが失われ、またLDLが酸化LDLに変わりやすくなることで動脈硬化が進みます。糖尿病の人は、動脈硬化による病気(心筋梗塞や脳梗塞など)になる危険性が高いといわれています。また、糖尿病と診断される前の境界型の段階、とくに食後高血糖がある場合にも、動脈硬化になる危険性が高いことが分かっています。

脂質異常症

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)は、血管にできるプラークにたまる脂質そのものであり、LDLコレステロール値が高いほど動脈硬化による病気になる危険性が高まることが分かっています。またHDLコレステロール(善玉コレステロール)は、プラークなどから血液中に引き抜かれたコレステロールであり、HDLコレステロールが低いほど動脈硬化による病気になる危険性が高まることが分かっています。またトリグリセライド(中性脂肪)が高いほど動脈硬化の危険性を高めることが分かっています。

野菜の他には、こんにゃく、きのこ、海草なども低カロリーで食物繊維が豊富です。

LDLコレステロールと狭心症・心筋梗塞を合併する割合
LDLコレステロールと狭心症・心筋梗塞を合併する割合の図 拡大する
厚生省特定疾患原発性高脂血症調査研究班.昭和61年度研究報告書,1987より

高血圧

血圧が高い状態が続くと、血管の内皮に傷がついたり、内皮の動脈硬化を防ぐ働きが失われて、動脈硬化が進みます。高血圧がある人は、ない人よりも動脈硬化による病気(心筋梗塞や脳梗塞など)になる危険性が高いことが分かっています。

慢性腎臓病(CKD)

慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の排泄機能の低下またはタンパク尿があることで診断される病気です。慢性腎臓病は動脈硬化と関係が深く、慢性腎臓病があると心筋梗塞や脳梗塞になる危険性が高いことが分かっています。

喫煙

喫煙は、血管の内皮の動脈硬化を防ぐ働きを妨げ、LDLが酸化LDLに変わることを助けます。さらに血管を収縮しやすくして、動脈硬化と、それによる病気になる危険性を高めます。

非心原性脳梗塞・末梢動脈疾患

非心原性脳梗塞は、脳の血管の動脈硬化によって起こる脳梗塞のことです(心臓でできた血のかたまりが脳にいき、血管がつまる心原性脳塞栓症と区別するためにこのように呼ばれます)。末梢動脈疾患は、足などの動脈に動脈硬化が起こる病気です。いずれも動脈硬化が関係しているため、これらの病気のある人は心筋梗塞や狭心症になる危険性が高くなります。

年齢・性別

年をとるほど動脈硬化による病気になる危険性が高まります。男性はどのような年齢でも女性より心筋梗塞や狭心症による死亡率が高く、年齢にすると約10年分、女性よりも動脈硬化になる危険性が高いといわれています。


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