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関節リウマチ

3.検査・症状

さまざまな検査を受けたり、症状を医師につたえることは、関節リウマチの診断や活動性、治療効果の判定に必要です。

関節リウマチの検査

CRP(C反応性タンパク)

挿絵 CRPは、体内に炎症や組織の破壊がある時に、肝臓で作られる特殊なタンパク質です。感染症など炎症を伴うさまざまな病気で値が高くなりますが、関節リウマチの場合はこの値が2mg/dL以上のとき、活動性が高いと判断されます。

赤沈(赤血球沈降速度)

赤沈とは、血液を固まらないようにしてガラス管内に静置した時に、赤血球が1時間に何mm沈むかを測ったものです。体内で炎症が起こっていると、沈む速度が速まり、値が大きくなります。感染症など炎症を伴うさまざまな病気で値が高くなり、関節リウマチでも診断や活動性を知る目安となります。

リウマトイド因子(RF)

リウマトイド因子とは、自己抗体といわれるもののひとつで、関節リウマチや他の膠原病などの自己免疫疾患の方にみられるタンパク質の一種です。関節リウマチの患者さんの約80%の方が陽性ですが、残りの20%の方では陰性となるため、たとえリウマトイド因子が陰性でも関節リウマチではないとは言い切れません。

抗CCP抗体

抗CCP抗体は、リウマトイド因子と同様に自己抗体のひとつですが、リウマトイド因子と違って、エリテマトーデスなど他の病気ではあまりみられないこと、早期の関節リウマチでもみられることから、関節リウマチの診断に役立ちます。

X線検査(レントゲン検査)

X線検査は、関節の骨の状態をみるために欠かせない検査です。定期的に検査を行い、骨に変化が現れたら、それをできるだけ早く見つけることが治療方針を決める上で大切です。

関節液の検査

関節液の中に、リウマトイド因子や炎症に関連する物質があるかどうかを調べます。

関節リウマチの症状

関節症状

関節リウマチでは、関節の腫れや痛み、こわばり、変形などの症状が起こります。症状の程度や、症状が出ている関節の数などは、関節リウマチの病状を知る重要な目安になります。

・関節の腫れ、痛み
関節の痛みには、安静にしていても痛む「自発痛」、押すと痛む「圧痛」、動かすと痛む「運動痛」などがあります。また関節が腫れたり、熱をもったり、赤くなることもあります。手の関節、なかでも指の第2関節、第3関節(つけねの関節)、手首の関節(手関節)に起こることがとくに多く、左右の同じ関節にみられるのが特徴です。

痛みの起きやすい手、指の関節

痛みの起きやすい手、指の関節の図
・朝のこわばり
朝、布団から出る時に、手足や体が動きにくくなることは、関節リウマチの特徴のひとつです。起きて手足を動かしていると次第に動きやすくなっていきますが、関節リウマチの状態が悪いと、動きにくい時間が長くなるので、リウマチの活動性をみるときにも参考にされます。
・変形
炎症が続くと、関節付近の軟骨や骨が壊れて変形し、動かせる範囲が狭くなってきます。4本の指が小指のほうに曲がる変形は関節リウマチに特徴的です(尺側偏位:しゃくそくへんい)。さらに進んで関節の骨同士がくっつくと関節が動かなくなってしまいます。

関節以外の症状

関節リウマチでは、関節の症状以外に、さまざまな症状が現れることがあります。

・皮下結節(リウマトイド結節)
ひじやひざの関節の外側、アキレス腱、後頭部など、皮膚の下に骨があり、外部から圧迫されやすい部分に、痛みも痒みもないこぶのようなしこりができることがあります。
・だるさ・疲労感などの全身症状
全身にだるさや疲労感が出ることがあります。微熱が出たり、食欲がなくなり、体重が減ることもあります。
・貧血
関節リウマチの患者さんは、貧血になることがあります。
・肺の炎症
肺に炎症が起こり、息切れや呼吸困難を起こすことがあります。気管支や胸膜にも炎症が起こることがあります。
・目の炎症(上強膜炎・強膜炎)
白目の部分である「強膜」に炎症が起こり、毛細血管が広がって充血することがあります。浅い部分に起こる炎症を「上強膜炎」、深い部分に起こる炎症を「強膜炎」といいます。
・血管の炎症(リウマトイド血管炎)
血管の炎症によって、酸素や栄養が十分に行きわたらなくなり、発熱や心筋炎、胸膜炎、皮膚の潰瘍など、全身にさまざまな障害が現れることがあります。

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