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中耳炎

2.なぜ起こる?

中耳に細菌やウイルスが感染したり、
耳管の働きが悪くなったりして起こります。

耳の構造と働き

耳は、構造を大きく分けると「外耳」「中耳」「内耳」に分かれています。

耳の構造

耳の構造の図 拡大する

外耳

耳介(じかい:いわゆる「耳」と呼ばれる部分)と外耳道(がいじどう:耳介から鼓膜までの部分)をあわせて「外耳」といいます。
外耳は、音や、音の出ている方向を感知し、中耳に伝える役割を持っています。

中耳

外耳の奥の「鼓膜」と、鼓膜の奥の「鼓室」と呼ばれる小さな部屋をあわせて「中耳」といいます。鼓室には「耳小骨」という鼓膜と内耳をつなぐ骨があります。また、鼓室からは「耳管」と呼ばれる管が出ており、鼻腔と咽頭の間の部分につながっています。
中耳は、外耳から入ってきた音を鼓膜の振動としてとらえ、耳小骨を介して、内耳に伝える働きを持っています。
耳管は、鼓室の換気をして鼓室内の気圧を外と同じに保つ働きと、鼓室内にたまった水分や老廃物を外に出す働きを持っています。

内耳

中耳の奥の「内耳」は、「蝸牛(かぎゅう)」や「前庭(ぜんてい)」「半規管(はんきかん)」といわれる部分から成る複雑な構造をしています。
耳小骨から伝わった音は、蝸牛を介して、聴神経へと伝えられます。前庭や半規管は体の平衡感覚をつかさどっています。

急性中耳炎の原因

急性中耳炎はほとんどの場合、肺炎球菌やインフルエンザ菌などの細菌が中耳に感染して起こります。その他にも、ウイルスや真菌(しんきん:かび)が原因になることもあります。
細菌などの病原菌は、ほとんどの場合、外耳ではなく、耳管から入ってきて中耳炎を起こします。これは、外耳からの病原菌の侵入を鼓膜が防いでいるのに対して、中耳は耳管によって、鼻腔と咽頭の間の部分につながっており、風邪などで鼻やのどが炎症を起こしている時に、そこにある細菌やウイルスが耳管を通って侵入するためです。
とくに子供の耳管は、大人の耳管に比べて太く短く、また水平に近いため、病原菌が入りやすくなっています。子供が急性中耳炎を起こしやすいのは、このためです。

また、ごくまれに、気圧の急激な変化や高い水圧を受けた時に、急性中耳炎が起こることもあります。

滲出性中耳炎の原因

滲出性中耳炎は、耳管の働き(鼓室の換気をして鼓室内の気圧を外と同じに保つ働きと、鼓室内にたまった水分や老廃物を外に出す働き)が悪くなることによって起こります。耳管の働きが悪くなる原因には、急性中耳炎によって鼓膜や鼓室粘膜が腫れて鼓室側の耳管開口部が狭くなることや、アデノイド、副鼻腔炎などによって鼻腔側の耳管開口部が狭くなり耳管の通りが悪くなることや、加齢によって耳管の働きが衰えることなどがあります。
耳管の働きが悪くなると、中耳の圧力が低くなり、粘膜から液体がしみだしてきます。この滲出液が鼓室にたまり、滲出性中耳炎が引き起こされます。

慢性中耳炎の原因

慢性中耳炎は、急性中耳炎が完全に治らずに細菌感染が続いていたり、体の抵抗力が弱って炎症が治まりにくくなっているなど、さまざまなことがかかわりあって起こります。中耳の発達が悪い場合や、鼻やのどに慢性的に炎症があることなども慢性中耳炎の原因となります。
炎症が長引くと、その炎症部位を線維組織が覆った「肉芽(にくげ)」ができることがあります。この肉芽の中で細菌が生き続けると耳漏などが続くことになります。
また、鼓膜の細胞が中耳に入り込み、増殖してかたまりになる「真珠腫(しんじゅしゅ)」ができることもあります。真珠腫ができる原因ははっきりと分かっていませんが、真珠腫を放置していると耳小骨が溶けて、重い難聴やめまいにつながる危険性があるため、手術で取り除く必要があります。しかし、真珠腫は手術で取り除いても再発しやすいという特徴があります。


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