ページ内を移動するためのリンク

グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーション終わり
ここから本文です

骨粗鬆症

2. 骨粗鬆症はなぜ起こる?

ホルモンのアンバランス、加齢、栄養のアンバランス、運動不足、病気や薬などの影響で、骨の代謝のバランスが崩れ、骨密度(骨量)や骨質が低下して起こります。

骨の構造と働き

骨は、外側の皮質骨(ひしつこつ)と呼ばれる硬い部分と、内側の海綿骨(かいめんこつ)と呼ばれる網目状の部分からなりたっています。
骨には2つの働きがあります。ひとつは骨格として体を支える働き、もうひとつはカルシウムなどのミネラルの貯蔵庫としての働きです。

皮質骨

手足の長い骨(長骨)のまん中の部分に多く存在し、体を支える働きをしています。

海綿骨

皮質骨の内側にあり、「骨梁(こつりょう)」が網の目のように縦横にはりめぐらされスポンジ状になっており、皮質骨に比べて骨の代謝が盛んに行われています。

骨梁のすき間にある「骨髄(こつずい)」では、赤血球や白血球、血小板などの血液が作られています。

骨の構造

ふとももの骨(大腿骨:だいたいこつ)

ふとももの骨(大腿骨:だいたいこつ)の図 拡大する

背骨(椎体:ついたい)

背骨(椎体:ついたい)の図 拡大する

骨の代謝

骨は、成長期に活発に作られて、20歳代で骨量はピークを迎えます。40歳代くらいまではおよそ一定していますが、その後は、年齢とともに減少していきます。
骨は成長期が終わっても、「リモデリング」という代謝を繰り返します。
リモデリングとは、骨を壊す働きをする「破骨細胞」が骨を吸収(骨吸収)する一方で、骨を作る働きをする「骨芽細胞」が、破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨を作る(骨形成)ことです。このリモデリングが絶えず続けられることで、1年間に20〜30%の骨が新しい骨に入れ替わっています。

骨のリモデリング

骨のリモデリングの図 拡大する

骨粗鬆症を引き起こす危険因子

骨粗鬆症とは、なんらかの原因によってリモデリングのバランスが崩れて、骨吸収が骨形成を上回り、骨量の減少が著しくなることによって起こります。
その他にも、骨の微細な構造の変化、小さな骨折などの蓄積、骨を作るコラーゲンなどの成分の劣化による骨質の低下も骨粗鬆症の原因となります。
具体的には以下のようなものが関係しています。

ホルモンのアンバランス

女性ホルモン(エストロゲン)は、骨の代謝に大きな関わりを持っています。閉経や加齢、病気などによってエストロゲンの分泌が悪くなると、骨の形成が吸収に追いつかなくなり、骨量が減ってしまいます。
高齢の女性に骨粗鬆症が多いのは、閉経により、急激にエストロゲンの分泌が悪くなるためです。
その他に、副甲状腺ホルモンなども骨の代謝に重要な役割を果たしています。

加齢

女性では閉経後に年々骨粗鬆症が増加します。また、男性でも性ホルモンの変化や、以下に示した栄養のアンバランスや運動不足などが加齢とともに進むため、年齢が高いほど骨粗鬆症が増えると考えられます。

栄養のアンバランス

カルシウム、タンパク質、ビタミンD、ビタミンKなどの栄養の不足や、加齢や病気などのために腸からこれらの栄養を吸収する力が落ちると、骨量は減りやすくなります。

運動不足、喫煙、飲酒

骨は、適度な刺激を与えることで形成が促されます。運動不足になると、骨の吸収が進み骨量が低下します。
喫煙、過度のアルコール摂取も、骨粗鬆症の危険因子と考えられています。

病気や薬

原発性副甲状腺機能亢進症やクッシング症候群などの内分泌系の病気や、糖尿病、関節リウマチなどの病気、ステロイド薬などの薬によって、骨粗鬆症が引き起こされることがあります。

遺伝、体質

家族に骨粗鬆症の方や足のつけね(大腿骨近位部)などの骨折をしたことがある方がいる場合は、骨粗鬆症になる危険性が高くなります。また、痩せ型のほうが、骨粗鬆症になる危険性が高いと言われています。


ここで本文終わりです
ローカルナビゲーション
ローカルナビゲーション終わり
関連リンク情報