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不眠症

5.他の病気との関係

他の病気が引き金となって、不眠が起こることがあります。
逆に、不眠が引き金となって、他の病気が起こることもあります。

高血圧

高血圧ではさまざまな症状を引き起こしますが、高血圧患者の30〜50%という高い割合で不眠が合併しているとの報告があります。

一方、睡眠による休養がとれない状態でいると血圧が上がります。高血圧のない健康な方であっても睡眠をきちんととれなかった翌日には血圧が上がります。血圧の高い人は、眠れないためにさらに血圧が上がってしまうことも考えられます。最近の追跡調査では、不眠症のある人は4年後に高血圧を発症する危険が不眠症のない人の2倍になっているという報告もあります。

糖尿病

糖尿病の人の約3〜4人に一人が、不眠で悩んでいると言われています。糖尿病の症状である多尿やのどの渇き、痛みやしびれ、「寝ている間に低血糖になったらどうしよう」という不安などが、その原因と考えられます。

一方で、不眠症があると糖尿病を起こす危険性も高いことが知られています。不眠症で睡眠の質が低下するとインスリンの働きが悪くなり、血糖値を下げる力が弱くなります。健康な人でも睡眠不足が続くと血糖値のコントロールが悪くなるので、糖尿病の人が不眠症になると血糖コントロールを悪くするのは言うまでもありません。不眠症で悩んでいる糖尿病の人に不眠症の治療を行うことで、血糖コントロールが改善されたという報告もあります。

泌尿器の病気

一日に何度もトイレに行くといった頻尿のある人では、夜トイレに行った後、再び眠れないと悩んでいる方もいます。尿意の原因としては、膀胱が過敏で、膀胱に尿がたくさん貯まっていなくても尿意を感じる場合(過活動膀胱)、男性で尿が出にくいために膀胱に尿が残っている場合(前立腺肥大症)、お年寄りではホルモンの分泌低下になり濃い尿が作れず尿量が増える場合などがあります。このように尿意で目が覚めやすい、あるいはトイレに行ったあと寝つけないという問題は不眠症の原因の1つです。また、お年寄りは眠りが浅くなっているので、わずかな尿意でも目が覚めてしまうことがあります。

うつ病

うつ病の人の9割近くはなんらかの不眠をもっています。逆に、不眠症を疑って受診した人が、診察してみると実はうつ病であった、というケースも多くあります。慢性の不眠がある人は、そうでない人に比べてうつ病を起こす割合が非常に高く、若い時に不眠があった人は、そうでない人に比べて中高年でうつ病になるリスクが高いという結果も出ています。不眠の治療は、うつ病の予防や治療にも深く関わっているのです。

痛みの強い病気

関節リウマチ、腰痛・背部痛、くびの痛み、頭痛などのずきずきとした痛みは不眠を起こすことがあります。とくに痛みによる不眠は日中の筋痛や疲労感の増大につながると考えられています。

かゆみのある病気

アトピー性皮膚炎など強いかゆみのある病気では、寝つけない、夜に目が覚めるといった不眠を起こすことがあります。このような疾患は掻くことでますますかゆみが強くなりやすいので、眠りが浅いと引っ掻いてしまい、そのまま目が覚めてしまうことが考えられます。

呼吸器の病気

慢性閉塞性肺疾患(COPD)による呼吸困難、気管支喘息による激しい発作に関連して不眠が起こりやすいことがわかっています。


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