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インフルエンザ

ワクチンとは?

予防接種を受けているイメージ画像です。 人間の身体には、ウイルスに感染するとそのウイルスを排除する働きをもった物質(抗体)を作り、次に同じウイルスが入ってきても感染症になりにくくする「免疫」という働きがあります。この働きを利用するのが、ワクチン接種です。
現在日本国内で使われているインフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」で、安全性が高いワクチンです。
ワクチンの基となるウイルス(ウイルス株)は、毎年WHO(世界保健機関)が発表する推奨株を基に、日本国内の専門家による会議にてその年の流行を予測・検討し、決定されています。

2014〜2015シーズンまでのインフルエンザワクチンは、A型の2種類、B型の1種類、計3種類のインフルエンザウイルスに対して効果がありました。
2015〜2016シーズンからは、A型が2種類、B型が2種類の計4種類のインフルエンザウイルスに対応しています。そのため、より多くの種類のインフルエンザウイルスによる重症化を防ぐことが可能になります。

予防接種の対象となる人

インフルエンザの予防接種の主な目的は、高齢者や小児、基礎疾患を持っている人などの「ハイリスク者(インフルエンザに感染することによって重い健康被害に至る危険性が高い人)」が、入院や死亡などの重篤な状態になるのを防ぐことですが、多くの人に接種を実施して周囲の人に感染が広がることを抑えることも重要です。米国では「医療関係者」「ハイリスク者の家族や介護者」などハイリスク者の周囲の方々も、「ハイリスク者を感染から守る」という観点から積極的に接種するよう推奨されています。

一つの集団でおよそ8割の人がインフルエンザワクチンの接種を受けると、同じ集団の中にいるワクチン未接種の人もインフルエンザを発病する率が減ることが観察されています。乳児などインフルエンザワクチンの接種対象外の人、ならびにアレルギーなどのために接種が受けられない人以外は、すべてインフルエンザの予防接種の対象となります。自分自身をインフルエンザの危険から守るため、周囲の人への感染を防ぐために、できるだけ予防接種を受けましょう。

定期接種対象者

国の施策として予防接種法に基づいて定期予防接種という形でインフルエンザワクチンの接種対象となっている人もいます。

  1. (1) 65歳以上の高齢者
  2. (2) 60〜64歳で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害を有する人、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する人
    (ただし、予診で接種が不適当と診断された場合を除く)

実際に接種を行っている医療機関や接種料金などについては、お住まいの自治体にお問い合わせください。

インフルエンザワクチンの有効性

インフルエンザワクチンの有効率は、日本国内だけでなく毎年のように新しい調査が実施され、その結果が発表されています。インフルエンザをどのように診断するか、インフルエンザワクチン効果の判定を発病の有無でみるのか、肺炎などの合併症の発病の有無でみるのか、死亡率でみるのか、調査対象年齢は何歳までかなど、調査方法に違いがあるために有効率はさまざまな値となります。また、インフルエンザワクチンは流行を予測してワクチンを作っているために、その予想が外れた年は効果が低いことも知られていますが、健康な成人ではおよそ60%程度の発症を防ぐ効果があると考えられています。

「インフルエンザワクチンの有効率がおよそ60%」と説明すると多くの人は「100人が予防接種を受けたら60人は発病しない」という意味に考えるかもしれませんが、インフルエンザワクチンの有効率の考え方は実はそうではありません。

理解しやすい例を示します。ある小学校に40人の学級が1組、2組と2つある学年があったとします。合計人数は80人です。80人全員が予防接種を受けなかったとしても、全員がインフルエンザになるわけではありません。インフルエンザの発病が多くて学級閉鎖をした年もあれば、欠席者が少なくて比較的穏やかな年もあるはずです。
この学年の1組は、40人のクラス全員が誰もインフルエンザの予防接種を受けず、一方2組は、40人のクラス全員が予防接種を受けたとします。全員が予防接種を受けなかった1組からその冬に10人のインフルエンザ患者が発生して、全員が予防接種を受けた2組からは4人がインフルエンザを発病したとします。もし2組の全員がインフルエンザ予防接種を受けなければ、おそらく1組と同じように10人の患者が発生したと予想されます。実際に発病したのは4人ですからインフルエンザワクチンを受けることによってインフルエンザの患者が6人少なくなりました。この「10人から6人減らした」ことが有効率60%という意味です。
もしも予防接種を受けた2組からの患者発生が0人なら有効率100%、逆に2組から10人が発病すれば、予防接種を受けなかった1組と一緒ですから予防接種には効果なし、つまり有効率は0%と計算されます。

インフルエンザワクチンの有効率60%とは

インフルエンザワクチンの有効率60%とはのグラフです。 拡大する

インフルエンザワクチンの予防効果の持続期間

インフルエンザワクチンの効果の発現と持続時間には個人差があります。
一般にはインフルエンザワクチン接種後2週間目頃から5カ月間程度効果が持続するとされています。

インフルエンザワクチンの品質管理

日本で製造されるインフルエンザワクチンは、毎年WHO(世界保健機関)が発表するワクチン推奨株を参考に、国立感染症研究所等で検討、決定されたワクチン株を各ワクチンメーカーに分与するところから製造が始まります。それぞれの製造施設で、厚生労働大臣が定める『生物学的製剤基準』に基づいて厳しい品質検査(自家試験)に合格したものが、さらに国立感染症研究所での国家検定を受けます。これに合格したものだけが、その年のインフルエンザワクチンとして医療機関に出荷されます。日本のインフルエンザワクチンは、世界的にも高い基準の品質管理の下で製造されています。

予防接種を受ける時期

インフルエンザワクチンを接種してから抗体ができて予防効果が発現するためには、およそ2週間かかると言われています。年によって異なりますが、一般的に日本では12月頃からインフルエンザの流行が始まることを考えると、12月頃までに接種を完了することが望まれます。
また、ハイリスク者の場合、既に流行シーズンに入っていても、未接種であれば医師と相談しましょう。

予防接種を受ける回数

インフルエンザワクチンは接種を受けるときの年齢によって回数が異なります。

定期接種対象者

  1. (1) 生後6カ月以上13歳未満・・・2回接種
    接種間隔はおよそ2〜4週間とされていますが、できるだけ4週間程度の間隔をあけて接種した方が免疫の獲得は良いと言われています。
    また、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合は、2回目の接種も12歳とみなして実施します。
    なお、平成23年度より13歳未満の接種量は、世界の標準的な接種量と同じ量に変更されています。
  • 一部のインフルエンザワクチンでは「1歳以上」の接種とされている場合もあります。
  1. (2) 13歳以上・・・1回または2回接種
    接種間隔はおよそ1〜4週間とされていますが、できるだけ4週間程度の間隔をあけて接種した方が免疫の獲得は良いと言われています。
    13歳以上であっても、基礎疾患(慢性疾患)があるために著しく免疫が抑制されていると考えられる場合は医師の判断で2回接種とすることもあります。

接種を受けることが適当でないと考えられる方(任意接種の場合)

  1. (1) 明らかに発熱している方
  2. (2) 非常に重い急性疾患にかかっている方
  3. (3) 接種を行うインフルエンザワクチンの成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方
  4. (4) 上記の方のほか、予防接種を行うことが適当でない状態にある方
  • アナフィラキシーとは、医薬品などによって引き起こされることのある急性の過敏反応です。

接種時に注意が必要な方(任意接種の場合)

次のいずれかにあてはまる方は、健康状態や体質などから接種できるかどうかを慎重に判断した上で、注意して接種します。

  1. (1) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患をお持ちの方
  2. (2) 以前にワクチン接種を受けたとき、接種後2日以内に発熱のみられた方、および全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を起こしたことがある方
  3. (3) 過去にけいれんを起こしたことがある方
  4. (4) 過去に免疫不全の診断がなされている方、および近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  5. (5) 間質性肺炎、気管支喘息などの呼吸器系疾患をお持ちの方
  6. (6) 接種するインフルエンザワクチンの成分または鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものに対してアレルギーを起こすおそれのある方

1ヵ月以内に他のワクチンの接種を受けた人

1ヵ月以内に他のワクチンの接種を受けた人は、インフルエンザワクチンを接種する際に間隔をあける必要がありますので、医師に相談してください(ただし医師が必要と認めた場合は、同意を得た上で2種類以上の予防接種を同時に行うこともあります)。

  1. (1) 生ワクチンを接種した場合は、接種した日の翌日から換算して27日以上の間隔をあけます。 つまり、4週間後の同じ曜日であれば接種可能です。
  2. (2) 不活化ワクチンを接種した場合は、接種した日の翌日から換算して6日以上の間隔をあけます。 つまり、翌週の同じ曜日であれば接種可能です。
  3. (3) インフルエンザワクチンは不活化ワクチンですので、インフルエンザワクチンを接種してから他のワクチンを接種する場合は、6日以上の間隔をあけます。つまり翌週の同じ曜日であれば次のワクチンが接種可能です。

ワクチン接種後の副反応

接種から数日中に、注射した部分が赤くなったりはれたり、硬くなったり痛みが出ることがあります。また、発熱や頭痛、関節痛、下痢、倦怠感などの全身症状がみられることもあります。通常2〜3日でこれらの症状は消えますので、特別に処置をする必要はありませんが、心配な時は医師に相談しましょう。
また、ワクチン接種後の重大な副反応として、ショック、アナフィラキシ―様症状(じんましん、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあります。そのほとんどは接種30分以内に生じますので、その間は医療機関にとどまるか、医師とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。


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