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インフルエンザ

4.パンデミック(世界的な大流行)の歴史

20世紀に入ってからは、パンデミック(世界的な大流行)が4回起こっています。

歴史をさかのぼると、すでにギリシア・ローマ時代にインフルエンザらしき病気の記述があると言われています。その後もさまざまな時代で、インフルエンザの流行によるとみられる膨大な数の死者の記録が残っています。

20世紀に入ってからの世界的な大流行(パンデミック)は、以下のような流行であったと考えられています(データによって若干の違いがあります)。

  • 1918〜1919年(スペインインフルエンザ)(A/H1N1)
    全世界で6億人がかかり、2300万人が死亡。日本では人口の半数(2380万人)がかかり、約39万人が死亡。
  • 1957年(アジアインフルエンザ)(A/H2N2)
    日本では約100万人がかかり、約7700人が死亡。夏の時期にも学級閉鎖が行われていました。
  • 1968年(香港インフルエンザ)(A/H3N2)
    日本では約14万人がかかり、約2000人が死亡(翌1969年第2波で約3700人が死亡)。

これらのインフルエンザウイルスは、その後も少しずつ変異をしながら、流行を繰り返しています。2008年までに毎年流行していたのは、Aソ連型(A/H1N1)とA香港型(A/H3N2)およびB型でした。

パンデミック(世界的な大流行)の歴史とその後の流行ウイルス

パンデミック(世界的な大流行)の歴史とその後の流行ウイルス 拡大する
岩附(堀本)研子ほか:からだの科学 259:101, 2008一部省略
※「スペインかぜ」「香港かぜ」「アジアかぜ」「ソ連かぜ」については、通常「スペインインフルエンザ」「香港インフルエンザ」「アジアインフルエンザ」「ソ連インフルエンザ」と呼ばれています。

そして2009年に、新型インフルエンザ(A/H1N1)が世界で広まりました。
当初、ウイルスの遺伝子が豚インフルエンザ由来のため「豚インフルエンザ」と呼ばれましたが、鳥インフルエンザウイルス及び人インフルエンザウイルスの遺伝子も持つことが確認され、WHO(世界保健機構)より「パンデミック(H1N1)2009ウイルス」と命名されました。日本における推計患者数は2000万人と、この20年間のうち最大の流行規模となりました。高齢者を含む中高年層では、感染者は少なかったものの一度感染すると重症化する例が報告されました。

2010年8月、この新型インフルエンザの世界的な流行状況が「ポストパンデミック(パンデミック後期)」に移行したとWHOより宣言されました。これは「インフルエンザ(H1N12009)が世界的な大流行の時期を終えた」ということです。現在は通常のインフルエンザとして取り扱われ、2011年4月1日以後、その名称は「インフルエンザH1N1(エイチイチエヌイチ)2009(ニセンキュウ)」とされています。
大流行を引き起こしたタイプのインフルエンザは通常の季節性インフルエンザになった後も毎年大きな健康被害をもたらしますので、今後も警戒が必要です。そのため、できる限りワクチンを接種することが推奨されています。


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