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透析

7.慢性腎臓病の治療

慢性腎臓病の治療の第一は、できる限り腎臓の機能を保ち、進行を遅らせることです。つまり、ネフロンが壊れて数が減っていくのを防ぐことです。

慢性腎臓病の治療

慢性腎臓病では、日常的な腎臓の負担をできるだけ少なくするよう、食事などの生活習慣を管理した上で、薬を使ってコントロールします。
また、慢性腎臓病は心臓病や脳血管病などの合併症を引き起こしやすいので、その予防や治療も同時に行います。 
薬物治療と食事療法などを続けていても腎臓の機能低下が進み、尿毒症を起こす危険が出てきたら、透析療法や腎臓移植などの治療を選択します。

生活指導管理

腎臓病の種類症状などに応じて、仕事や家事、学校生活はどの程度行えるか、通勤通学は可能か、血圧や体重のコントロール方法、運動の程度など、それぞれの患者さんの状態に最適な方法を見つけます。

食事療法

挿絵腎臓病の治療では、食事療法はとても重要です。食事療法をきちんと行えば、非常に高い効果が期待できます。

食事療法の基本は、腎臓に負担をかけないようにするということです。病気の種類や症状などによって内容はそれぞれ異なりますが、基本は「塩分の制限」「たんぱく質・リンの制限」「エネルギーの十分な摂取」です。

また、透析患者さんにとって、水分の制限はとても重要です。腎機能が著しく低下すると、摂取した水分を尿として排泄することができなくなり、体内に水分が過剰に蓄積してしまいます。透析では、それぞれの透析患者さんのドライウエイトを目安に透析回数や透析時間を決定し、この過剰な水分を除去します。

※ドライウエイト
ドライウエイトとは、体の中から過剰な水分を取り除いた時の体重のことです。「目標体重」や「至適体重」とも呼ばれます。患者さんや季節などのいろいろな原因によって変わってくるため、主治医と相談して決定します。

薬物療法

慢性腎臓病の治療では、薬によって腎臓の負担を軽減し、病気の進行を遅らせるとともに、合併症を予防します。また、症状を緩和する対症療法も行います。治療薬には主に次のようなものがあります。

薬物療法

薬物療法の表 拡大する

透析療法

腎臓の機能が著しく低下し、生命の維持ができなくなった時は、透析療法を行います。透析とは、腎臓のかわりに人工腎臓の装置などを使って腎臓の仕事を代行させるもので、血液中にたまった老廃物や余分な電解質(ミネラル)を除去し、pH(ピーエイチ/ペーハー)を適性にすることができます。透析療法だけでは補うことができない機能もあるため、薬物療法と併せて行います。透析療法には「血液透析」と「腹膜透析」の2種類があります
現在は、医療や透析技術の進歩により、透析を20年〜30年続ける人も少なくありません(日本透析医学会の調査によれば、最長透析歴は約42年)。

腎臓移植

健康な腎臓を手術で移植する方法です。腎臓がほとんど機能しなくなる「腎不全」と呼ばれる状態に至ったとき、治療の選択肢の一つとして挙げられます。いくつかの条件を満たす必要がありますが、成功すれば健康な人とほぼ同じような生活を送ることができます。健康な家族や血縁者から片方の腎臓を提供してもらって移植する「生体腎移植」と、亡くなった人の腎臓を移植する「献腎移植」があります。近年、移植後の拒絶反応を防ぐ優れた薬が開発されたことや、臓器移植法が改正されたことなどにより、腎臓移植の件数は増加しています。


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