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うつ病を合併しやすい病気があります。また、他の病気やその治療薬が原因でうつ病になる場合もあります。
他の病気やその治療薬が引き金となって、うつ病になることがあります。逆にうつ病が病気を悪くしたり、治療を妨げることもあるので、早めの対処が必要です。
慢性の病気の場合はとくに、身体の不調や痛み、社会生活の変化、経済的な負担などがストレスとなり、抑うつ症状がみられることがあります。抑うつ症状があることでさらに体調や痛みが悪くなるという悪循環も起こります。元の病気が良くなってくれば、抑うつ症状も良くなりますが、症状が重い場合や、元の病気が良くなった後にも症状が残る場合は、うつ病の治療を行います。
うつ病を起こしやすい病気
薬の中には、副作用として抑うつ症状が現れるものがあります。
ウイルス性肝炎の治療に使われるインターフェロン、一部の降圧薬、解熱鎮痛薬、抗菌薬(抗生物質など)、抗がん剤、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)、抗潰瘍薬などが、うつ病を引き起こすことがあります。
抑うつ症状が現れた場合は、原因となる薬を中止し他の薬に変えたり、量を減らしたりします。必要であれば、うつ病の治療もあわせて行います。