生活習慣病の中でも代表的な「高血圧」「脂質異常症(高脂血症)」「糖尿病」などは“沈黙の病気”といわれ、自覚症状がほとんどないままに進行します。そのために、長い間気づかないままに放置され、ある日突然生命を脅かすような事態になることも…。大切なのは早期発見。定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

音声読み上げ ( ご注意 ) >>
生活習慣病の中でも代表的な「高血圧」「脂質異常症(高脂血症)」「糖尿病」などは“沈黙の病気”といわれ、自覚症状がほとんどないままに進行します。そのために、長い間気づかないままに放置され、ある日突然生命を脅かすような事態になることも…。大切なのは早期発見。定期的に健康診断を受けるようにしましょう。
生活習慣病とは、遺伝的な体質に加え、偏った食生活や食べ過ぎ・飲み過ぎ、喫煙、睡眠不足や不規則な生活リズム、過剰なストレス、運動や休養の不足などの好ましくない生活習慣を長年続けることによって発病する病気の総称です。中でも「がん」「心臓病」「脳卒中」は、三大生活習慣病と呼ばれ、これら3つの病気が、日本人の死因の約6割を占めています。「歯周病」「糖尿病」「循環器病」「がん」や、さらに生活習慣に関わる要素として、「栄養」「運動」「休養」「喫煙」「アルコール」の計9つのテーマが「健康日本21」*1でも取りあげられています。これらの生活習慣・病気の予防・治療についていくつかの目標をたて、国としても重要な課題として取り組んでいるのです。
* 1
健康日本21というのは「21世紀における国民健康づくり運動」の略称で、国が主体となって健康寿命の延伸等を実現するために、2010年度を目途とした具体的な目標等を提示することにより、健康に関連する全ての関係機関・団体等を始めとして、国民が一体となった健康づくり運動を総合的かつ効果的に推進し、国民各層の自由な意思決定に基づく健康づくりに関する意識の向上及び取組を促そうとする活動です。
健康を実現するということは、もともと、個人の健康についての考え方に基づき、一人一人が主体的に取り組む課題であると考えられていますが、個人による健康の実現には、社会全体としても健康づくりを支援していくことが不可欠であるという考えのもと、国が中心となって取り組んでいるのです。
生活習慣病の中でも、特に「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症(高脂血症)」は、互いに合併しやすく、肥満を原因としていることが多いことが知られています。これら四つの状態が合併することでより加速度的に動脈硬化や心筋梗塞などの重大な病気を引き起こしてしまうため、「死の四重奏」などと呼ばれており注意が必要です。 生活習慣病は年々増加傾向にあり、中年以降に発病する場合が多いのですが、食生活の乱れや運動不足などが原因で、10代で発病する子どもも増えています。「成人病」が「生活習慣病」と呼ばれるようになったのは、このためでもあります。
また、生活習慣に関わる要素の中の「喫煙」に関しては、肺がんをはじめ多くのガンや、心筋梗塞、脳血管疾患など多くの疾患に関する危険因子です。この危険性の認識を早くからもち、改善していくことは特に重要です。
生活習慣病は食事や生活習慣の改善、適度な運動と休養などで、体重をコントロールすることにより、かなりの割合で予防することができます。
また、自覚症状がなくても、血液検査などの健康診断を受けることによって、生活習慣病の発病や兆候を発見することができます。早期に発見すればするほど病気の進行を食い止め、早く治すことができるので、少なくとも年に一度は健康診断や人間ドッグを受けることが大切です。
