A かならずしも太っているからといって動脈硬化が進展するとはいえないようです。むしろ動脈硬化をもっとも起しやすい家族性高コレステロール血症の人はやせた人が多いということが知られています。しかし太っていると、高血圧や糖尿病など動脈硬化の危険因子をたくさん持つことになるわけですから、動脈硬化になりやすいとはいえるかもしれません。

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A かならずしも太っているからといって動脈硬化が進展するとはいえないようです。むしろ動脈硬化をもっとも起しやすい家族性高コレステロール血症の人はやせた人が多いということが知られています。しかし太っていると、高血圧や糖尿病など動脈硬化の危険因子をたくさん持つことになるわけですから、動脈硬化になりやすいとはいえるかもしれません。
A 脂質異常症(高脂血症)だけでは全く症状がでないのが特徴です。そのため「ものいわぬ病気」ともいわれています。ただ例外もあり、家族性高コレステロール血症では、コレステロール値が高くなると関節痛がでたりすることがあります。これはコレステロールが高いことにより黄色腫といわれるコレステロールのかたまりが関節のなかにできることにより起こるといわれています。大部分の場合、全く症状のないまま脂質異常症(高脂血症)が続くと、急に心筋梗塞や脳梗塞の症状がでてくるのが、この病気の恐いところです。
A 食事療法の目的は、コレステロールの合成や処理機構を調節することにあります。特にコレステロールの処理機構を調節することによってLDLコレステロールの受容体を活性化させることができ、それによって、薬の量を減らすことすらできることがあるのです。脂質異常症(高脂血症)の治療は生活習慣の改善が不可欠です。
A 通常1ヵ月間服用すると脂質異常症(高脂血症)の薬は効果が十分発揮されると言われています。ただ効果があらわれにくい原因もいくつか考えられます。一つは食事療法が徹底していないか、もしくは薬があっていないということもあります。また脂質異常症(高脂血症)の原因が他にある場合も考えられます。それらを踏まえて、主治医に相談することが大切です。
A 脂質異常症(高脂血症)は遺伝する場合もあります。特に、家族性高コレステロール血症というタイプの脂質異常症(高脂血症)は、遺伝的に血中コレステロールの処理能力が低いという病気で、両親のどちらかがこの病気であれば、子どももこの病気を発病します。受け継ぐと、子どももこの病気にかかります。遺伝子を両方の親から受け継いだホモ型は一般人約100万人に1人と稀な疾患ですが、片方の親だけから受け継いだヘテロ型は一般人約500人に1人と頻度の高い疾患です。
ヘテロ型の場合、コレステロール値は250〜500mg/dL程度で、ホモ型は500〜1,000mg/dL程度ですが、重症の場合は2,000mg/dLを超えるようなケースもあります。治療は原則として薬物療法です。もちろん運動療法や食事療法も併用します。
