
製薬産業について |
医薬品は人のいのちにかかわるきわめて高い社会性・公共性をもっています。そのため、さまざまな法的規制のもと、製薬企業は、長い研究開発の時間と多額の費用を投じ、高い有効性・安全性の確保に取り組んでいます。
人々の健康への願いは尽きません。医薬品はこれからも人々にとって不可欠なものであり、高い技術力を求められる高付加価値産業として、製薬産業は、これからも世界の人々の健康に貢献していくことが期待されているのです。
医薬品は大きく「医療用医薬品」と「一般用薬品(OTC薬:Over The Counter Drug)」に分けられます。
医療用医薬品は、医師等の診断に基づき処方されるくすりのことで、一般用医薬品は患者さんなどが自由に薬局・薬店で購入できるくすりのことです。
日本では、2005年の医薬品の生産額は6兆3,907億円で、そのうち医療用医薬品は5兆7,413億円と全体の約90%を占めるに至っています。(厚生労働省「生産動態統計調査」)

新薬は、通常10年以上の年月をかけて、基礎研究・非臨床試験・臨床試験(治験)の過程を経て有効性、安全性、および品質が検討されます。その後、審査を経たうえで日本では厚生労働大臣の承認を得て初めて患者さんに処方できる医薬品が誕生します。
新薬が誕生するまでのプロセスは、およそ以下のように進みます。

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世界の医薬品市場規模は、6,079億ドルで、そのうち米国が2,899億ドルで最大の市場となっています。
日本の医薬品市場は、世界第2位の市場で567億ドルで第2位の市場となっています。
近年の医薬品市場は、先進諸国を中心とする医療費抑制策の進展など厳しい状況があります。
また、大型新薬の創出が困難になるなか、医薬品企業は、特許権の満了といったリスクにも対処していかねばなりません。
これまで創出された医薬品が多くの疾患の治療に役立ち、貢献してきましたが、今もなお決め手となる治療法がない、治療満足度が低いアンメットメディカルニーズが多数残されています。
製薬企業は、こうしたアンメットメディカルニーズに対し、どのような取組みを行い、継続的な新薬創出を図っていくか、果てしない挑戦が続いています。
参考文献:日本製薬工業協会「製薬協会ガイド2007」「てきすとぶっく」
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