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アステラスは、研究開発、生産、販売までの一貫した体制を構築し、日本、北米、欧州、アジアの各国に拠点を有しています。
免疫抑制剤プログラフ、前立腺肥大症の排尿障害改善剤ハルナール、過活動膀胱治療剤ベシケアなどの自社開発の製品を中心に、グローバルで事業を拡大しています。
北米では米国、カナダ、欧州では約30ケ国、アジアは東アジア、東南アジアで事業を展開しており、2007年度の海外売上高比率は50%を超え、北米で25%、欧州で20%、アジアで5%となっています。
本拠地である日本では、プログラフ、ハルナール、ベシケアに加えて、高コレステロール血症治療剤リピトール、高血圧治療剤ミカルディス、消化性潰瘍・胃炎治療剤ガスターなど多領域に主力品を有しており、医療用医薬品市場において第2位のシェアを有しています。
このようにアステラスの強みとして、豊富な製品群とグローバルでの成長力が挙げられます。
アステラスは、経営ビジョンであるVISION2015のもとグローバル・カテゴリー・リーダーを目指しています。この中で特に注力しているのが専門医向け医薬品分野です。移植、泌尿器などの専門性の高い疾患領域(カテゴリー)においてプログラフ、ハルナール、ベシケアなどの革新的な新薬を創出し、グローバルでのリーディングカンパニーとしての事業基盤を確立しています。
このように、アステラスの強みは、専門性の高い疾患領域において、世界でリーダーのポジションに位置していることです。
アステラスは2005年4月の発足後、医療用医薬品事業に経営資源を集中し、新薬の研究開発に積極的に取り組んでいます。この結果、次代を担う新薬候補YM178※1、YM150※2等のユニークなパイプライン(新薬候補品群)を有しています。
※1 YM178:過活動膀胱に伴う頻尿・尿意切迫感・尿失禁治療薬
※2 YM150:術後静脈血栓塞栓症予防・心房細動における血栓症予防薬
アステラスは、低分子合成技術※1及び醗酵技術※2により多くの新薬を創出してきました。
低分子合成技術を活かして、ガスター、ハルナール、ベシケアなどの新薬の創製に成功しました。醗酵技術では、プログラフに加えて、抗生物質セフゾン、注射用抗真菌剤ファンガード/マイカミンを創出しました。
また、抗体医薬技術※3の早期確立に取り組むため、米国のリジェネロン社やドイツのモルフォシス社と抗体技術に関わる契約を締結し、さらに米国のバイオベンチャー・アジェンシス社を買収しました。
今後は、低分子合成、醗酵に加え、抗体医薬技術を創薬研究に取り込むことで、研究開発力をより強化していきます。
※1 低分子合成技術:化学反応を活用して薬を創リ出す技術。
※2 醗酵技術:自然界にある微生物などを利用して薬を創り出す技術。
※3 抗体医薬技術:ヒトが生来もっている抗体(病気の原因を攻撃するもの)を使った薬を創り出す技術。
アステラスは機動的な事業投資・財務活動が可能となる強固な財務基盤を有しています。
成長のための医療用医薬品事業への投資を第一優先とし、さらに株主の皆様への還元にも積極的に取り組んでいます。
これらを通じて、資本効率を高め、企業価値の向上をめざしています